ギョッとするデザインの効能

お前は今までに買った Lightning ケーブルの数を覚えているのか?ぼくはたぶん、10〜15本位ですかね。

現行で使っているやつのうち何本かは Anker 製品で、なにを思ったのか妙に派手な色のやつを選んだので、机の上はまとまりのないコーディネートに仕上がりがち。

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んでも、この派手な色の明確によいところってのがひとつあって、それは「誰かに貸したときに、誤って持ち逃げされることがない」という点です。Apple 純正の白いやつって、借りて使っているときも「これは借り物だ」っていう気持ちが薄れやすいじゃないですか。いつも自分が使っているやつだと思い込んで、そのまま返すのを忘れて持ち帰ってしまう事象、みなさんも思い当たる経験があるはずです。こんなサーモンピンクのケーブルは、借りた人も鞄にしまおうとしたタイミングで「あっ、これ自分のじゃない」と気付きやすいわけです。ギョッとするデザインの効能。

先日も、この派手なケーブルの効能を実感するシーンがあって、そのときについでに思い出したのがこちらの旅行バッグ用タグ。

「あなたのバッグじゃないよ!」と書いてあるタグです。たしか @darashi に教えてもらったんだっけな。これを自分のバッグにつけるわけですから、自分で見たときには「いやいや、俺のバッグやし」となっちゃいますよね。でも別に理解できていればそれはいいんです。誰かが間違えて持っていきそうになったときに、間違いに気付いてくれればこのタグの仕事はジューブン。

なにかこう、一瞬で注意を喚起したいときに、こういった少しギョッとするデザインが役に立つのだと思います。