できない約束

ぼくは「結果を約束する」のをなるべく避ける。あくまでも「姿勢を約束する」くらいに留めておきたい。約束は破るためにあるんじゃなくて、守るためにあると考えているからだ。

わかりやすいたとえとして。ときに、恋仲の相手との間に「ずっと一緒にいる」みたいな約束を求められるシチュエーションがあるだろう。ぼくが避けたいシチュエーションだ。

かといって、いつでもサヨナラできるように備えておきたいみたいな気持ちは一切なくて、その結果に到達できるように最大限の努力と具体的な行動を約束したいと思う。

恋人がいる時期は、異性との関わりをどんどん減らしていくし、ちょっとでも「これはよくなさそう」と感じるお誘いはどんどん断る。そういう気持ちで日々を過ごす、って約束は、いつだってできる。望む結果を手に入れるために自分ができることはやれるだけやる。

ぼくが約束できるのは、そこまでだなあ。

これを言ったところでうれしい展開になることはほとんどないので、あんまり言わないようにしている。