かっこいい人

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髪型や服装に気を配ってお金もかける感じの若い男の子が「◯◯くんを意識していて〜」「△△くん、かっこいいじゃないですか」と特定の男性タレントの名前をスラスラと挙げているのを見て、自分にはそういうのないなあ、同じ男だけど別の生き物みたいだなあ、と思ったけれど、あとになって落ち着いて考えてみると、ぼくはよくかっこいいソフトウェアエンジニア像として特定の個人を思い浮かべるし、あんまり変わらないか、とも思った。

かっこよさの軸が違うだけで、男の子はみんな、かっこよくありたいのかもしれない。

函館の様子

2016年7月16日(土)

いつもより早めに起きて身支度を整える。出発。駅に向かう道の途中でネッコと遊ぶ。

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東京駅でメンバーと合流。ちょっと時間に余裕があったから、東京駅の食べ物が売っているあたりをうろうろした。朝からお腹が空いた。

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みんなそれぞれ駅弁を買って新幹線に乗った。新幹線の中では写真を撮らなかったので、もう着いちゃった。スッ。

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新函館北斗駅!この日は快晴、空の青も、山の緑も、とってもきれい。北海道の涼しい空気が肌に触れて気持ちよい。よい旅になりそうと思ってうれしかった。

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函館駅まで移動して、さっそくランチ。旅先の1食目っていうのはめちゃ大事だよなァ〜。

函館駅前!このポーズをせずにはいられないッ!という感じで若者に「四つん這いになれ」と指示を出す。よさそうです。

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宿泊先は不思議なホテル。ハゲ割りというのをやっているので、ぼくが完全体のハゲになったらまた泊まりにこよう(適当)。

ホテルに荷物を預けて身軽になったところで、函館散策を開始するッ!コンビニによったらすかさずカツゲンをチェック。道民の嗜みじゃ。

港町の景色は、まっことよいものじゃのう。

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そのまま歩き続けて金森赤レンガ倉庫の方へ。

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立派なカニの様子を見たり。

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足湯をじゃぶじゃぶしたり。

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オルゴール館に立ち寄ったり。このネジの子は、たしか小樽にもいたなあ。オルゴールを見ると小樽を思い出す。

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景色がいいなあ。

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ついにきてしまった、ラッキーピエロ…!存在感が本当にすごい。久しぶりにバーガーとポテトを食べて「おいしい〜」ってなった。

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腹ごなしも済んで(とはいえ旅行中はだいたいずっと腹ごなししていた…)、初日の重要スポット「函館山」へ。

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夜景も夜景以外もめっちょよくて、でも北海道新幹線と3連休の効果なのか人が多くて、落ち着いて写真を撮ったりはできなかったから雑なやつを貼っておこう。

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下山してきてからは、やばい居酒屋で旨すぎるお料理を食べてお酒を飲んで最高だった。

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初日はこんな感じでおしまいです。

2016年7月17日(日)

最初っからクライマックスなので早朝から活イカや寿司を食べていて死にそう。

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気持ちがありそう。活気があって、歩いているだけで楽しい。

2日目は車を借りて函館市街地を飛び出す。

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馬の牧場に着く頃にはランチタイムだったので、ここでピッツァを食べる。激ウマ。ピッツァがおいしすぎて知能の低下を感じる。あっという間に食べ尽くした。

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生憎の空模様だったのでお馬さんたちと遊ぶのはあきらめて、ピッツァだけ食べて馬の牧場を去った。幻想的な場所だった。

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また車を走らせて、今度は牛の牧場へ。ここでは激ウマのソフトクリームを食べたのだけれど、すぐに消化してしまったので写真は残っていなかった…。

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この日は道が混みそうとの情報を得たので、早めに車を返していったんホテルに戻って休憩する。お部屋の中で珍しい落とし物を見つけてキャッキャしていた。

さて!腹も減ったし(本当か〜?)、次はラーメンに行くぞ!函館といえば塩ラーメン。あんまり下調べしていなかったので、その場でがんばって探して、ようやく見つけたお店がスープ切れだったりしつつ、流れついたお店がだいぶいいお店でラッキーだった。めちゃウマ。

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無事に食料を獲得したあとは、たまたま「今夜、函館港の花火大会がある」と知ったので港の方に向かう。旅行先で花火大会に参加できるのうれしい。人が多すぎず、ほどよい規模の素敵な花火大会だった。花火の GIF 画像、適当に撮っても確実にめでたい感じになるので、この夏のオススメです。

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花火で心は豊かになっても空腹(?)は満たされないので、帰り道で居酒屋に入る。もう何食目かはわからないけれど、ちょっとでもお腹が空いたらすぐチャンスだと思って食べちゃう。暴食。

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2日目はこれでおしまい。満腹でホテルに帰ってすぐに寝たと思う。

2016年7月18日(月)

最終日の朝!朝食は華麗にハセガワストアの焼き鳥弁当。なんやかんやで函館にくると食べちゃう。

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朝食を済ませたあと、お土産を買う時間にした。北海道の銘菓は選ぶのも楽しいね。ホテルをチェックアウトして、楽しい旅も残りわずか。まだまだ行くぞ〜とスナッフルスへ。チーズオムレットは最高。

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ここからは駆け足で。函館駅のあじさいで塩ラーメンを食べて、新函館北斗駅へ。北斗市は北斗推し。

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帰りの新幹線では、行きの新幹線でも席が近かった家族と再会してご挨拶。行きも帰りもいっしょだったんだね〜。

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俺たちの函館旅行はこうして終わり、そして夏が始まっていた…。

「Rubyのしくみ」読書会を終えて

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ぼくが今の会社に入ったときには、毎週火曜日のランチタイムに Ruby 関連の洋書を読む読書会がすでにあって。入社直後に誘ってもらって、そのときの課題図書だった Metaprogramming Ruby 2 をみんなでいっしょうけんめい読んだ。たまにぜんぜん意味を取れない英文と対峙してヒィヒィ言ったりしながらも読んだ。

Metaprogramming Ruby 2 を読み終わったのが2015年末〜2016年初頭くらいで、その次に「なにを読もっか?」ってなって Rubyのしくみ Ruby Under a Microscope を選んだ。洋書じゃないけどいいか、ってことで。

2016年6月21日、約5ヶ月かけてこの本を読み終わった。

「メタプロ2」も「Ruby のしくみ」も、ふだん「ただ使っているだけ」になりがちな Ruby の内面を見せてくれておもしろい。小学生時代にスーパーファミコンのコントローラを分解して遊んだときの興奮を思い出させてくれるような気がする。しかも Ruby の場合、簡単な実験スクリプトを書いて内部実装を垣間見ることができたりしておもしろい。もっといえば、もちろん実装そのものをすぐに見ることができるのだ。

別の効能として、イベントでまつもとさんやささださんにお会いしたときに「ありがとうございます」って言いたくなるのもうれしい。ぼくは Ruby がなかったら今頃どこにいて誰とどんなお仕事をしていたかけっこうわからんな〜と思っていて、こうして内部設計を知ることで作者の人たちに心理的に近付けたような気にもなれる。

次は Programming Phoenix を読み始めた。社内には Elixir 大好きっ子の @Joe_noh くんがいるので、わからないところは都度で教えてもらったりしながら読み進めている。今後も楽しそう。

スーパーリセットという取り組みと、物事の必要性について

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スーパーリセット | ペパボ社長ブログ

ケンタロさんのエントリにある通り、社で「スーパーリセット」なる取り組みがあり、2016年7月を迎えたタイミングでいろいろが実施された。毎日の朝会・夕会、それから毎週月曜日の朝礼、週次の定例ミーティング等々がいったん廃止され、社で活用しているコミュニケーションツールも業務上最低限のところまで削ぎ落とされた。社の Slack のチャンネル数は、たぶん7分の1くらいに減った。

「ちょっと整理してみましょう」という呼びかけではなくて「スーパーリセットです!」と掲げられたことの意味を、ぼくは考えていた。

たしかにこれは廃止しちゃってよさそうね、というものは、そのままお見送りして廃止になったけれど、スーパーリセットされた直後に「これは必要なので再開します」と元に戻されたものも、けっこうある。これを見ると、スーパーリセットとは「必要なものと、そうでないものを仕分ける」ことであったのだ、と捉えることができそうだ。だけど、それだけではないだろう。

「必要か?」という問い

ぼくは「必要」という言葉と向き合うときは慎重になるところがある。もしかしたら「必要」という言葉に苦手意識があるかもしれない。「必要か?」という問いはなんだか決定的で、回答は「はい or いいえ」の二択を期待されているように感じてしまう。そしてたぶん、ぼくの人生において必要なこと、つまりそれがないと死んでしまうというものは本当に一握りになってしまうけれど、ぼくの人生において大事なものっていうのは、それよりももっとたくさんあったりするのだ。

だから今回のスーパーリセットという取り組みについて考えるときも、各種の物事について「必要か?」というよりは、「どうして必要だと感じていたか?」と Why を問う形で向き合いたいと願っていた。たとえば、どこかのチームが「リセットされちゃったけれど、朝会はやっぱり必要なので再開します」「そうですね、再開しましょう」となるのはよいとして、「では、なぜチームメンバーたちは朝会を必要と感じるのか」を深堀りして考えることで、より深く自分たちの日々の活動を理解できるようになるだろう。より鮮明に「この成分が大事」というものを捉えることができれば、それを朝会以外の方法で成し得ることもできるのだから。

必要ではないかもしれないけれど、大事なこと

今回、社の Slack から多数のチャンネルが消えていった。その中には、社内の同好者たちが集う「部活」っぽいチャンネルも含まれていた。気の合う社員・話題の合う社員たちが集まって話すチャンネルは業務上、必要であるか? …と問われれば、ぼくは「いいえ」と答えるだろう。だけれども、決してそれらが無駄であったとは思わない。同様に「業務上、有益であったか?」と問われたなら、ぼくは迷わず「はい」と答えられる。

中途入社で合流した身として、最初の1〜2ヶ月ほどは不安も多かったものだ。スタッフは300人ほどいても、業務上直接の接点がある人は、10人前後だっただろう。残りの人たちともなんとか接点を持てないものかと考えたとき、Slack の各種チャンネルは非常に心強いものだった。そこで初めてお話することができた、同い年の人たちや、共通の趣味を持つ人たちとは、のちに業務で接することになったときに、実にスムーズにやりとりできたものだ。加えて、社内のいろんなところに気を許せる人たちがいると、ここには自分の居場所があるという心理的な安全を感じることもできた。

ぼくのようなひとりのスタッフが日々を健康に過ごして健全な気持ちで業務を遂行していくに当たって、必要ではないかもしれないけれど大事なことというのは、たくさんあると思っている。今回のスーパーリセットのような取り組みを通じて、各スタッフが大事なことに気付き、自覚的にそれらを守って育てていけるようになると、うちの会社はもっともっと組織として強くなっていけるんじゃないかなあ。

というわけで、ぼくが「こういうのは大事」と考えているものについては、スーパーリセットで吹き飛んでしまったりもしたけれど、きちんと理由を自覚した上でリビルドしていったりしたいと思っています。がんばるぞ〜。

ちょっとメタな視点から

スーパーリセット、ぼくは非常にポジティブに受け止めた。変化を受け入れられる組織は強いと思う。逆を言えば、変化できなくなった組織は緩やかに死んでいくものだと思っている。うちの会社は、今回の取り組みの他にも、節目節目で大きな変革を勇気をもって邁進していて、その実施内容に対しては賛否があるかもしれないけれど、とにかく変化から逃げないところは大好きだ。

そういや、こういう全社的な取り組みについてなにか感じたとき、公式にフィードバックできる窓口みたいなのがあるといいんかなあ。スタッフみんなそれぞれ思っていることはありそうで、ぼくの耳に入ってきているものもあるのだけれど、意志決定者にうまくフィードバックされていなかったらもったいないな〜と思った次第。

まとめ

社のスーパーリセットという取り組みについて、思っていることなどを書いた。これは別になにかに向かって「やめろ!」と言っているわけではないと思うので、スーパーリセット後のまっさらな大地に新しい種をどんどん植えていきたい気持ち。むしろ、こうしてリセットされるタイミングがあることで、スタッフ各位が気軽にいろいろを試せるようになっていけばいいと思う。そうして、スタッフひとりひとりが自分の過ごす日々について自覚的になり、自身の日々を自身でデザインしながらいきいきと働いていけるとよさそう。

立ち止まって考えるきっかけをくれた今回の取り組みには感謝している。2016年下半期もますますがんばっていきましょう。

33歳になった

急に33歳になったので記録しておく!

今年も無事に加齢シーズンを迎えることができて、日付が変わると同時に奥さんが「おめでとう」と言ってくれた。

親兄弟が集まる LINE グループでは、誰かから「おめでとう」と言われるより先にぼくの気持ちが高まって「33年間ずっと元気にやってこれたから感謝しかない、ありがとう!」って言った。本当にそんな気持ち。

この時期のバースデイだと「32歳はどうだった?」と「2016年上半期はどうだった?」のふりかえりをまとめてやる感じになって便利。というわけでふりかえりメモも貼っておく。

  • 社のスーパーリセット宣言を受けて所属チームの朝会・夕会が6月28日の夕方に廃止されて「あっ、これはお祝いチャンスがなくなったかもな」と思って変にそわそわしていた
    • 実際は29日の就業開始と同時に Slack でいろんな方からお祝いの言葉をいただいてありがたい限りでした
  • この1年は今の会社で過ごす最初の1年になった
    • インターンシップのメンターを担当させてもらったり、若い世代と向き合う機会も多かった
    • 32歳にしてようやく、自分がこれまでにたくさんの先輩たちからもらった恩を次の世代に恩送りしていけそうな手応えを得た
    • とはいえこのペースだと生きている間に送り切れないのでもっと恩送りしていきたい気持ちがある
  • 20代のうちに種をまいていた取り組み、ちょっとずつ芽を出してきたと思う
  • 平鍋さんの仕事人生の年表づくり(自分2.0) | an Agile Wayを見る
    • 「仕事人生は4つの箱 VSOP」
    • 「20代 Vitality」「30代 Speciality」「40代 Originality」「50代 Personality」
    • 40代50代のことは今はわからないけれど、20代30代については「あー、そうだなー」と沁みる
    • もう33歳だし、専門性を高めていかなきゃな、という焦りみたいなものはある
    • なんていうか必殺技を持ちたい、必殺技を見つけたい
    • 得意な型みたいなものは見つかりつつあって、それを磨くといいのかも
    • 今まで我武者羅にやってきたようなことも、体系化して高めていきたい
  • プログラマの定年退職まであと2年になりました
    • 今週、社のランチタイムに新たに2つの読書会がはじまって、新しい学習がスタートした
    • 定年まであと2年ってタイミングで「Hello, world!」しているのとても贅沢だと思った

なんにせよ、体も心もすこぶる元気で、なにか始めようと思ったときに心身が動いてくれるのがありがたい。丈夫に育ててくれた家族に感謝するしかない。33歳もめちゃくちゃ楽しくなると思うので、みなさんいっしょに楽しんでくださいね。よろしくお願いします。