ソフトウェアのある暮らし 2015年版
はじめに
書くのは今年が初めてですが、こういうのは1年も経てばすぐに内容が古くなったりすると思うので、タイトルには「2015年版」と入れておきましょう。今年、自分はどんなソフトウェアたちとどんな暮らしをしていたか、ふりかえりながら書いています。
デバイス
これらの上で動作するソフトウェアがほとんどなので、先に明示しておきます。
- MacBook Pro (Retina, 13-inch、Early 2015)
- 会社から支給されているお仕事用
- MacBook Air
- 私物
- iPhone 5s
- モバイルはこれ1本で
- 6系に乗り換えるタイミングを逃したまま年を越すことになった…
- 3から4、4から5、のときほど「新しくしたい!」という気持ちがない
- Kindle Paperwhite
- 今年の秋くらいに買った
- 電子書籍をがんがん読めるようになって最高
- Fitbit One
- 万歩計として使っている
- 出かけるときはだいたい身につけている
Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi
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ウェブブラウザ
Mac では。
- Firefox (調べ物用)
- Google Chrome (Google Calendar とか、自分のブログとか、常に開いておきたいサイトを並べる用)
- Safari (上記2つの用途から外れるものを開きたいとき用)
ツリー型タブ (Tree Style Tab) が好きすぎて、これがないと生活がままならないので今でも Firefox がわりとメインのブラウザです。タブが横に並ぶと、タブがたくさんになったときにどんどんタブが小さくなっていってページタイトルが見えなくなるのが最悪。タブは縦に並べておきたい。常にページタイトルが見えて便利。近年、ディスプレイは横長傾向になって、高さは貴重なリソースであり、横幅は余り気味なので、横幅を上手く活用できる方がよいというのがぼくの考え。
あと Firefox のスマートキーワードも大好きです。ぼくがよく使うのは以下のような感じ。
- 「gm 住所」(Google Maps で住所を検索する)
- 「a 商品」(Amazon.co.jp で商品を検索する)
- 「k タイトル」(Kindle ストアでタイトルを検索する)
- 「b タグ」(はてなブックマークの自分のブックマークのうちタグが付いているものを絞り込み表示する)
- 「alc 単語」(英辞郎で単語を調べる)
続いて、スマートフォンでは。
スマートフォンの方は特に強いこだわりはなくて、なんとなく「いいな」と思って Google Chrome を使っている。お仕事でウェブページをつくるときは「Safari で確認しとくか」って気持ちになるのでわりと Safari もよく使う。
メーラー
ほぼほぼ Mailplane - Gmail for Mac で事足りている、かな。Gmail だからブラウザで開いてもいいんだけど、現状のウェブアプリのほとんどは、ひとつのブラウザで同時に複数のアカウントでログインしてなにかする、ってのができないので、複数アカウントで Gmail を使いたいぼくは、かれこれ丸8年くらい Mailplane のお世話になっている。特に不満なし。
Electron 製という N1 - The extensible, open source mail client. にも大いに期待していて、一時期トライアルと思って使ってみたりもしたのだけれど、まだまだ不安定でメインメーラーにはできないな〜と思ったので来年に期待です。プラグインを作れるのはいい。
エディタ
今年、Emacs から Atom への乗り換えに成功しました。もともとエディタをガリガリにチューニングする人じゃないので、移行もけっこう簡単でした。本体やパッケージのアップデートにすぐに気付けるし、2016年もなかよくやっていけるんじゃないかなぁという気持ち。
よくわかっていないのはコンソールから atom
コマンドでファイルを開くときの挙動で、既存のウィンドウの新規タブで開いてくれるときもあれば、新規ウィンドウで開いてくるときもある。動きが読めなくてビクビクしながら atom
コマンドを実行する羽目になる。
写真
iPhone 5s で撮った写真はすべて Dropbox 内のディレクトリにアップロードされる。そのディレクトリを Flickr Uploadr に食べさせてあって、すべて自動で Flickr にアップロードされる。デジタルカメラで撮った写真は、iPhoto かなにかで適当に選定したり補正したりしてから、Flickr にアップロードする。最終的には Flickr というストレージに保存されることになって、よっぽどのことがない限りはデータロストしないでしょう、と思っている。
それとは別に、なにかしらのイベントで撮影した写真をそこの人たちと共有したい場合には 30days Album を受け渡し用に使う。弊サービス is 便利。
街を歩いていて目に入ってきたオモシロ現象を撮って投稿するときは Instagram を使っていて、写真の中身によって Twitter やら Facebook にもあわせて投稿したりする。
メモ
リッチテキストエディタが手に馴染まないまま10年以上が経過したので、ぼくはもうこのままプレインテキストの世界で生きていくのがいいと思う。
要件としては「Mac からも iPhone からも簡単に編集できて、すべてのデバイスで同期が取れていてくれたらそれでいい」くらいのもの。ここ数年でいろいろとメモアプリを試したりもしたけれど、今のところ「.txt ファイルを Dropbox に置いて管理する」をこえる気持ちいい体験に到達していないので、Dropbox のみの運用を続けている。
メッセージング
公私どちらもほとんどのやりとりは Slack にて。Slack 大好きっ子クラブ。やりたいようにやれるのがいい。実家方面との連絡には LINE を使っていて、あとは相手から Facebook Messenger で連絡がきたらそれで返すし、Twitter の DM が届いたらもちろんそれで返すし、という感じです。これで全体の95%を賄えていると思う。
音楽
特に強いこだわりなし。物理音源から取り込んだものは iTunes にぶっこんで再生している。手持ちの音楽以外が聴きたいな〜という気分のときは SoundCloud か Mixcloud のフィードに流れてきたやつを適当に再生したり、なんとなく興味はあるけれどよく知らないって距離感のアーティスト名で検索して再生する。
SoundCloud も Mixcloud も Mac 用のデスクトップアプリがあって、いちおうインストールしてあるのでそれを起動して聴く。マシンパワーを要するウェブアプリ、クラッシュするとブラウザを巻き込んで死んでいったりするので、先述の Mailplane もそうだけど、やりたいことがはっきりしていて独立した価値を認めているときはそれ用のアプリを起動するのもありだな、と思うことが多いです。
あと Amazon Music もインストールしてみたけれど、まだぜんぜん活用できていないのであった。
周辺ツールというか試聴環境というか、今年は会社の Slack の #nowplaying というチャンネルに、みんなが再生中の曲が自動投稿されるようになっていて、そこでワイワイやるのが楽しかった。そこで新しい音楽を見つけたり。uiureo/playing には大感謝です。
スクリーンショット
- Skitch
- Ember
- Gyazo
これ、まだ運用が落ち着いていなくて模索中です。だいたいメモアプリと同じで「どのデバイスでも簡単にスクリーンショットを撮りたい」「日付順でもいいからそれなりに管理したい (あとから見つけたい)」「すべてのデバイスでいい感じに同期してほしい」ってくらいのものです。ごく自然な欲求で。
最近になって Ember というやつを使い始めてみた。名前がややこしいのはさておき、スクリーンショット生活も落ち着くといいなあ。撮る部分は Skitch で充分で、共有目的で撮るなら Gyazo がよくて。あとは、自分がいつどんなスクリーンショットを撮ったのか、ってのがうまいことリストになってくれればいいんです…!
情報収集、情報整理
フィードリーダは livedoor Reader 時代から引き続き使用を続けている Live Dwango Reader で。読みたいブログはだいたい登録してあるので、ここを見ていれば情報はたくさん入ってくる。「すぐに読めないな」「家に着いたら読むか」「移動中に読むか」みたいな、時間やデバイスをシフトして読むやつは Pocket に放り込んでおいて、適当なタイミングで読む。はてなブログの「読者になる」機能も、フィードリーダがあれば不要じゃん?って気もしながら使っている。なぜか弊社 CTO のブログの更新が Live Dwango Reader に流れてこなくてね、へへ… はてなブログの iPhone アプリで「あっ、更新されているじゃん」って読みにいったりする。
話題のライブラリやらフレームワークやらは、GitHub で follow している人たちがせっせと情報を集めてきてくれるので、ぼくはそれを浴びる。GitHub が1日1回送ってくれる「GitHub explore today」のメールや、GitHub より先に実装されていた tricknotes 先生の starseeker を活用して世界を観る。それとは別に、GitHub のアクティビティを5分感覚でチェックして新着があったら Idobata にお知らせしてくれる自前スクリプトもあったりして、とにかく四六時中じっと眺めている感じ。
Idobata は個人用途で激しく使っていて、プレイ中のゲームの最新情報なんかも自前スクリプトで収集して Idobata のチャンネルに流しているのであった。
おわりに
他にも大きなものから小さなものまで、数え切れないほどのソフトウェアとともに暮らしているので、ちょっと立ち止まってまとめてみました。
おじさんの若いころは、ライフハックだとか「絶対にインストールするべき拡張機能10選」とか、そういった記事がよくバズったもんじゃ… 最近、ぼくはそういうのあんまり見かけなくなったな。今だと「◯◯なアプリ!」って感じでスマートフォンアプリが紹介されていたりするのかな。ぼくがそういうのを追いかけなくなっただけか。
来年も、ライフチェンジングなソフトウェアに出会えたらうれしいなぁと思います。