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君に似合う動詞

ある対象についてあれこれと考えるとき、ぼくはたまに「似合う動詞はなにか」という観点に発想の起点を置くことがある。

ためしに、真ん中に「写真」を置いてみよう。写真に似合いそうな動詞を思い浮かべてみる。

「撮る」「写す」「ためる」「眺める」「贈る」「載せる」「見せる」「並べる」「刷る」「残す」「遡る」「思い出す」「憶える」「飾る」「敷き詰める」「貼る」「挟む」「加工する」「映す」「合成する」「流す」「掘り返す」「引っ張り出す」

こんなふうにして、写真を扱うアプリのコンセプトを考えてみたり、そこでコアとなるフィーチャについて考えてみたり、する。

そもそも写真には、Exif 情報に代表されるような静的性質がもりだくさんなのだけれど、それらをどう扱うか、だけではなく、写真に触れる人間側に、写真に対してどんな期待を有しているかも考えたいのだ。対象の動的性質を捉えたい。オブジェクトがあって、そのプロパティがあって、そのメソッドがあって。

「はしゃぐ」「照れる」「想像する」などなど。君に似合う動詞を通じて、もっと理解を深めたい。