Staring

ぼくがウエッブに実名や顔写真を出す前は、源氏名は今の通り june29 で、アイコンはお気に入りのリングの写真、というセットがお決まりだった。

My favorite ring

このアイコンの星形のリングは、2001年頃かな、たしかぼくが18歳のときに見つけて「めずらしい形だ〜!」と思ってすぐに購入を決めたのだったと思う。日常的によく身につけていたし、ウエッブで知り合った人と会いに行くときは必ずつけていった。「あっ、アイコンの!」「あの写真、指輪だったんですね」と言ってもらえて、それがなんというか、ほぅら、ぼくが june29 ですよ〜という示しになっていた。

もう10年以上もお気に入りのままだったから、だんだんと金属の表面のコーティングもはげてきて、長時間着用していると指がかゆくなってくる感じになってしまったりもあったのだけれど、とにかくお気に入りだった。かわいみのあるリング。

でも、2009年の年末頃に失くしちゃったんだよね。失くした直後は、ずいぶんと落ち込んでいたように思う。お気に入りのものが失くなるって、ショックだよね。それからぼくは、あんまりリングをしなくなった。他にもいくつかリングはあるのだけれど、いちばんのお気に入りが失くなってしまって、リングをつける習慣自体が失われていった。

今朝の夢

今朝、夢を見た。夢の中では、失くしたリングが見つかったことになっていて、実はここにあって、みたいな展開で、それを受けてぼくがよろこんでいたのかそうでもなかったのか、そこまでは描かれていなくて、とにもかくにも、リングが見つかるという内容の夢だった。

自分の中に、区切りがついた気がした。なんとなくね。

妙に暗示めいた夢だなぁと感じて、だからといって、現実の世界でもこのリングが見つかるだなんてちっとも思えないのだけれど、気持ちに変化を与えてくれる変な夢だった。

Star Ring

「そろそろ新しいリングがほしいな」と、ふと思いはじめた今日だった。