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中の人たちがどう思っているのか、外からどう見えているのか

下記2つの記事が同じ日(2015年5月5日)に公開されていて、部分的にとても対称的な言及があっておもしろかった。

これらの記事を読んでぼくが感じたことはいろいろあるのだけれど、今回は表題に示すようなことについて。

オリコンさん、気付けば「ランキングを発表しているところ」として存在を認知していて、どういう組織かなんてきちんと考えたこともなくて、ただなんとなく「オリコン初登場◯位」みたいな表現を受け止めては消費してきたと思う。

先に紹介したリンク先の中身を読む限り、ぼくが勝手に思っていたオリコンさんのイメージとはぜんぜん違っていて、ビジネス形態としては「B2B」なんですねぇ。そうだとすれば、アーティスト側の都合に合わせてランキングを作成したい、という意図も理解はできます。消費者がどう思おうがどう感じようが知ったことではない、というスタンス。

記事を読んだ消費者からは、否定的というか批判的というか、そういった反応が多く寄せられているようで、消費者は消費者として「自分たちの方を向いてくれていないんだな」と悲しい気持ちになるのも理解できる。

そういったあれやこれやを見て、オリコンさんという存在が「自分たちは、こうである」と構えているものと、消費者から見て「オリコンさんは、こうである」という認識が、ずいぶんとズレていたんじゃないかなぁと思う。たとえそこに悪意がなかったとしても、ミスマッチは多くの場合に悲しみを生じさせる。

広告なんかも構造が似ていると思うのだけれど、「何か効果を得ようとしてお金を払う人 (例: 広告主)」と「そのお金を受け取って価値で応えようとする人 (例: 広告配信業者)」と「エンドユーザ (例: 広告を見る人)」の3種のプレイヤーの関係って、バランスが難しいと思う。「たくさんの人に広告を見せまっせ〜」「頼むよ〜」ってやりとりに巻き込まれて、仮に見たくもないようなものを大量に見せられたら体調を崩してしまうものなあ。全プレイヤーが「納得した上で、いい体験をできる」という状態になっていないと、構造ごと破滅すると思う。

そういう意味で、件の記事で語られていることは消費者の体調を悪化させているので、残念な感じだった。悪いこととは思わないけれど、下手だなぁと思った。