ベストアルバム

あるいは、グレイテストヒッツについて。

ベスト・アルバム - Wikipedia

20代前半くらいのころは、たぶんベストアルバムってそんなに好きじゃなかったと思う。「どの曲も、もう音源を持っているわ。15曲入りだけど、ベストアルバム用に追加されたリミックスの1曲くらいしか未所持のものがない、これなら新曲をリリースしてほしい。儲かるのかもしれないけれど」とか、そんな印象を持っていたような。

30代の今、なんか気まぐれにベストアルバムを買うときがある。「あ、この曲もこの曲も聴いたことあるやつだな。まとめてゲットできてお得だ〜買います〜」そんな感じ。

10歳ほどを加齢して、流行のものを追いかけ続ける体力がなくなってしまって、ベストアルバムみたいに一定期間の分をドンとまとめておいてもらえると助かる。

ところで「まりちゃんズ」というグループは「ワーストアルバム」というのをリリースしていて尊い存在だ。

ワースト

ワースト

あと、カバーアルバムとかも昔より今の方がありがたみを感じるようになっていて、いちばん J-POP を聴いていたころの名曲のアレンジ盤を聴いて「ありがたい、ありがたい」って言っている。新しいものを受け入れるより、昔のヒット曲に安住する感じになっている。体力の問題だと思う。

救いなのは、奥さんが同年代なところで、奥さんもだいたい上に書いたような感覚だから、ふたりで古い曲を聴きながら「ありがたい、ありがたい」って言って過ごしている。最新の曲は、もうわからない。

最近の、ありがたかった曲です。