日本語の乱れ

日本語の乱れ - Wikipediaっていうページがあって、思うところがあったので読んでいた。

ぼくもけっこう「乱れている」というよりは「変化している」と捉えたい考えだ。まずはニュートラルに、良いとも悪いともなく、ただただ「変化している」と捉えたい。言語は社会を映すと思う。だから、社会が変わったときに言語が変わらないとしたら、なんかおかしいと思う。ある地域の気候が変化して、もともとすごく暑かったのにだんだんと寒くなってきて、そこに住む人々が厚着するようになってきたときに「服装の乱れ」とか言っても仕方ない。「気候の変化に合わせた服装の変化」って捉えた方が自然だ。

あと、系の中の若い個体がエネルギーを注がなくなった対象は滅ぶしかできないから、日本の若者が新しい日本語をどんどん生み出していくのは、ぼくは歓迎したいと思っている。不可思議な言葉の登場を嘆く声もあるかもしれないけれど、一切の新しい文化が誕生しなくなった文明を想像してみたら滅ぶイメージしか沸かないし、自分が理解できないから気に食わないみたいな考えで文明を滅ぼす方向に力を加えるのはかっこ悪いと感じる。あと、歓迎したいってのは、つまり、余計なことをせずに見守りましょう、ってこと。