人参を小さく切る
ぼくは、人参があまり得意ではないので、食べるときは、なるべく小さく切ってから口に運ぶ。
子どものころは、苦手なものと上手に付き合っていく術を持たなくて、親が与えてくれたものだとか、学校から課せられるものだとか、そういうものと向き合っていくとき、大変な我慢を強いられた。また、そのたびに、自分にはうまくこなせないものがあって、ダメなやつなんだとも思った。
大人になるにつれて、自分の得意も苦手もわかるようになってきて、苦手なものを受け流す方法があるってこともわかってくる。場合によっては、苦手なものとエンカウントしない経路を選んで日々を歩んでいくこともできる。
歳を取れば取るほど、生き方は色々とあるってわかってきて、どんどん気が楽になってきている。