身を置く場所を選ぶということ

若者離職率を初公表 業種で大きな開き NHKニュース

この文章を読んで色々と考えている。

若者が正社員として就職したあと早期に離職することが問題となるなか、

若者離職率を初公表 業種で大きな開き NHKニュース

という書き出しにモニョモニョした。「早期離職 = 問題」というのは乱暴すぎると思うし、これを前提に文章が進行していくことに違和感を覚える。

多くの若者がキャリアを積まないまま辞めてしまう状況が続くと、企業にとっては将来、中核となる人材が育たないことになるので、日本の将来にとって危機的な状況だ。

若者離職率を初公表 業種で大きな開き NHKニュース

「離職 = キャリアを積まない」と言いたいのだとしたら、それも違うと思う。転職しながらキャリアを積む選択肢だってある。そうして多様なキャリアを積んだ人が価値を創ることを支援できれば、世界の将来にだってつながる。中核となる人材を育てられないのはその企業の問題であって、中核となる人材をきちんと育てられる企業(もしくは企業ではないなにか)が残っていくしかないと思う。

全体的に、前提として置いているっぽい論理が見えなすぎて読むのが苦しい文章だった。つらい。