書籍「鈴木さんにも分かるネットの未来」を読んだ

この書籍でいうところの「ネット」の業界に10年くらい身を置いてきて、さすがに新発見と感じるような内容とは出会わなかったけれど。自分の中になんとなく存在していた感覚が、ひとつずつきれいに整理されていくように思えた。

著者の川上さんの語り口は、一貫して「自分はこう思う」「…というのが、自分の意見です」と一人称で書かれていて、また、その根拠となる具体的な事例や報告や数値も示されていて、ぼくにとっては読みやすかったです。技術的な話題もさることながら、文化的な話題が多かったのも楽しかったな。

「今のインターネットのことを知りたい」という状況の人におすすめするにはよい書籍だと思います。