鈴木央先生のこと

七つの大罪」を愛読している。

七つの大罪(1)

七つの大罪(1)

アニメ化の決定も発表され、「これでしばらく打ち切りはなさそう」と思って喜んでいる。おお、愛読漫画のアニメ化の発表は、ぼくは、物語がしばらく続きそうでうれしいと受け止めてしまっているのか… 「ワールドトリガー」もそうなんだよな、なんであんなにうしろの方に掲載されているんだ… (以下、ワールドトリガーに関するアレコレは省略)

七つの大罪」の作者である鈴木央先生、ここまでの活動履歴がなかなかおもしろい。そういえば、中学校のときに「央」と書いて「あきら」と読む名前の友達がいて、大学のときにもまったく同じ漢字と読みの人に出会って、「いやあ、中学校のときにね、」なんてお話をした。鈴木央先生の「央」は「なかば」と読む。最近になって知った。

鈴木央先生の代表作といえば「ライジングインパクト」だろうか。これは集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載されていたもの。「七つの大罪」は、講談社の「週刊少年マガジン」で連載中。ぼくの記憶に残っているものだと「金剛番長」があって、これは小学館の「週刊少年サンデー」に掲載されていた。あと、ぼくは読んだことがないけれど「ちぐはぐラバーズ」ってのがあって、これは秋田書店の「週刊少年チャンピオン」で連載されていたとのこと。

週刊少年誌4つでの連載経験を持っている漫画家さんって、そう多くはないみたい。すごい。実際は、そんな経験は大変なことばかりなのかもしれないけれど。Kindle ストアを検索してみたら、「金剛番長」「ちぐはぐラバーズ」は見つからなかった。「七つの大罪」が、久しぶりのヒット作ということなのかもしれない。

七つの大罪」のなにがおもしろいかって問われると、実は、よくわかっていないのだ。読んでいるときの気分は、少年時代にドラゴンボールを読んでいたときのそれに近いような気もする。なんていうか、戦闘の勝敗に納得感はそんなにないんだよなぁ。たとえば、今の週刊少年マガジンでいう「ACMA:GAME」なんかは、ちゃんと勝つための戦略ってのがあって、勝ちに至るまでの過程もよくわかるんだけど。「なんかよくわかんないけれど、力なのか気持ちなのかが強い方が勝ったっぽい」ってのが、「七つの大罪」の戦闘シーンを読み終えたときの感想だったりする。

だからといっておもしろくないかというとそんなことはなくて、よくわかんないながらも楽しめているから、とても魅力的な漫画だなぁと思う。キャラが魅力的なのかな。とにかく、おもしろい。いつも楽しく読んでいる。

鈴木央先生の作品、過去にさかのぼってどんどん読んでみようかな。