読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

エネルギーが大きくなるとき

店長の由井宏朋さんは「美容室でカット、スタイリングした後の状態で撮影すれば、魅力的な写真が撮れると思い、昨年秋ころからサービスを始めた」と話す。アイコンに使用しない「髪を切った報告用」の写真も撮影しており、男性客からの依頼も多い。

下北沢の美容室で施術後に「フェイスブック」アイコン撮影サービス - 下北沢経済新聞

ぼくらがふつうに生活している中においても、ぼくらの種々のエネルギーは大きくなったり小さくなったり、絶えず変化を続けている。

たとえば、ぼくの「写真を撮りたいぜエネルギー」は、おいしそうなお料理が目の前に出てきたときや、道端で野良猫を見つけたとき、友人から素敵な贈り物をいただいたとき、なんかに一気に大きくなる。

こういった「潜在的な行動エネルギーの大きさの変化」に目を向けると、どのタイミングでどの行動を促すと喜ばれやすいのか、少し具体的に考えられるようになる。

ぼくが「ひとりで飲食店に入ったとき」は、注文を終えてからお料理が出てくるまでの間に「暇潰しに手や目を動かしたいぜエネルギー」が一時的に大きくなる。こういうとき、目の前にクーポン情報があったりすると、まぁ暇潰しにと思って、メールアドレスを登録してみたりすることもある。

一方で、「誰かと一緒に飲食店に入ったとき」は、だいたい「話したいことがあってさー」を事の発端としているので、お料理を待っている間は「お話したいエネルギー」が大きくなっていて、その分、それ以外のエネルギーは小さくなる。だから、注文を終えた直後に「当店のポイントカードはお持ちですか、では、お作りいたしますか」とか言われても、話したいエネルギーが最大なので「いや、けっこうです」と断る率がすごく高くなる。

ウェブでいうと「いちばん Like ボタンを押したくなるのは、どのタイミングか」って考えてみると、おもしろい。ボタンを記事本文の上に置くか下に置くか、って問題に帰着させられる。

「美容室で髪を切ったあと」さらに言えば「きれいにスタイリングしてもらったあと」ってのは、写真を撮ってほしいエネルギーが日常ではありえないくらいに大きくなって迸っているタイミングだと思う。そのタイミングで「よかったら、お写真、撮ってみましょうか。きれいに撮りますよ」って言ってもらえたら、けっこういい気分で「じゃあ、お願いしちゃおっかな」ってなると思う。

なるほどー。やられた感ある。