フレームワーク
ここ数ヶ月、奥さんとの外食を減らして自宅でごはんを食べることが増えている。理由はいくつかあるのだけれど、大きなもののひとつとして、奥さんがお料理をがんばって常備菜をつくってくれていることが挙げられる。このおかげで簡単に用意できておいしいものが食べられる。感謝。
写真のプレートは最近買った食器。メインのお料理に、常備菜をいくつか添えて1人分とすることが多くなってきたので、それをきれいに盛り付けられるように買ったプレート。見ての通り、3つのセグメントに分かれている。
3つのセグメントに分かれた食器を使うと、毎食、最低でも3品は用意しようという気持ちになる。なるほど、これはフレームワークの力だな。パーティションに区切られた枠の力。食器をフレームワークとして活用することで、安定的に3品以上のメニューを食べるようになる。
ソフトウェア開発の現場だけじゃなく、こうした日々のちょっとした場面においても、ぼくはフレームワークに助けられている。
映画「SAW」を観た
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/06/27
- メディア: Blu-ray
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奥さんの好きな映画を紹介してもらっていっしょに観るシリーズ。今回は「SAW」です。
なんというか、映像に無駄がないというか、一瞬たりとも見逃してはならぬ…!という静かなプレッシャーを感じながら観た。すべてのシーンに意味があるんじゃないか、と感じるような。観たあとで解説サイトなんかを見てまわってみても、やはりそういったことが書かれている。伏線がいっぱい。疾走感のあるストーリーでたいへんおもしろかった。
低予算だった、という制作裏話もおもしろい。予算の制約からこのシチュエーションが生み出されたのだとか。ものづくりに携わっている身としては、そういうサイドストーリーにも喜びを感じてしまう。
オーディオコメンターを観るに、ジェームズ・ワンとリー・ワネルが本当に楽しみながら悩みながら全身全霊でこの映画に臨んでいたのだろうな、と感じる。オーディオコメンタリー、めっちゃよくて、ソフトウェア製品の場合にも、開発チームの人たちが集まってコミットログを見ながら「あーーー、これね、これやばかったよねー」なんてワイワイする企画があってもよさそうと思った。
しかし、映画本編もすごいけれど、この映画を観た人たちの「SAWについて語りたい…!」という熱量にも並々ならぬものを感じた。熱狂的なファンが多い。解説を試みた文章を読むのもおもしろくて、映画のふりかえり、という感じ。
ぼくはというと、たぶん洋画を観る練度が低くて、英語でのやりとりからニュアンスのようなものを読み取る能力がないものだから、伏線と解釈されるものをけっこう見落としてしまっている気がする。邦画で日本語のやりとりであれば、もっと「ここでこの台詞まわし… なんか気になる」とか、そういったことも気にしながら深く楽しめているのかもしれない。そういう意味では、英語ネイティブの人はもっともっと SAW を楽しめているんじゃないかな。うらやましい。
町内会について思ったこと
ぼくも、今の家に住み始めたタイミングから、自動的にこの地域の町内会に加入することになっていて、町内会費もおさめている。
ところで「町内会」ってなんだろう。「町内会費」ってなんだろう。ってところをちょこっとだけ調べてみた。さかのぼって考えてみると小学校時代に、両親が町内会の集まりに参加していたような覚えがある… たしかな記憶ではないけれど、たぶんそんなことがあった。
ウェブで検索してみると、町内会費関連のトラブルの事例を簡単に見つけることができる。いちばんわかりやすかった事例は「町内会費は意味がわからないから払いたくないのだけれど、払わないとゴミ捨て場にゴミを捨てる権利を奪われてしまう、困った」というもの。ふむふむ、なるほど。
自分のところの町内会についてがんばって調べてみると、ウェブ上に会則を見つけることができた。なるほど、こういう用途で町内会費は活用されているのだな。自分にとって直接的なメリットはあまり感じられないけれど、この町に暮らす人々の生活を考えたら、これくらいの町内会費を支払うのはそれほど悪くないことのように思えた。もうちょっというと、もし「支払わない」と心に決めたとして、その正当性を主張して町内会の担当の人と口頭でやりあうコストが高くつくと予想しているのもある。面倒なやりとりに発展することを考えると、パッと支払ってしまった方が安上がりだ。こんな考えでしぶしぶ支払わなければならない状況はおかしい、という認識は一応ある。
場合によっては「どうしても町内会費を払いたくない」となる気持ちもわかるなあ。先述した「ゴミ捨ての権利」に関していえば、それは町内会等のボトムアップの組織ではなく、管理費を支払っているマンションや自治体である市区町村の担当にしておくべきだと思う。生活していればまず間違いなくゴミは出るので、オプション的な扱いではなく必須機能としてゴミは捨てられないと困るはず。だったら税金であるとか、マンションの部屋を借りる契約に含まれていてほしい。
みなさん、町内会とはどのように付き合っているのでしょう。ちょっとしたもやもやがありつつも、自分が解決してやろうと思えるほどの興味の対象でもなく、自分はこのままゆるゆる〜っと関わっていくことになりそうだ。
iPhone SE に機種変更した
これまで使用してきた iPhone 5s のバッテリーもよぼよぼになってしまって大変だったので、ゴールデンウィーク中に予約しておいた。全国的に品薄みたいで、1ヶ月弱待って、ようやく入荷の連絡を受け、手続きしてきたのであった。
2008年に上京してきて、その年の7月に iPhone 3G を手にした。それからずっと iPhone を利用している。今回ので自分にとって5つめの iPhone か。
それまではフィーチャーフォンや PHS を使っていたのだ。これは、上京のために実家で荷物を整理していたときに撮った写真。家族の分の機種も混ざっているけれど、ぼくにとって懐しい機種がたくさんある。
もともとぼくは au 利用者だったけれど、iPhone 3G を手に入れたくて SoftBank に移り、以降ずっと SoftBank にお世話になってきた。ただ、そろそろ大手キャリア独特の複雑な料金体系とか「これに加入すると安くなりますんで、加入してください。明日にでも解約してもらっていいんで」みたいな面倒すぎる謎の慣習に触れると知能が低下する感じがするので、次の機種変更のタイミングでは、惰性での選択から抜け出して別の道を選ぶと思う。そろそろ iPhone 以外も触れておきたいな、という気もしている。
セットアップメモ
- もとの機種からの復元は行わない
- 言語設定を English にする
- 時刻表示を「24時間表示」にする
- 表示文字サイズを最小設定にする
- Spotlight Search の設定ですべてのチェックを外す
- 日常的に使用しているアプリだけを選んでインストールする
- 久しぶりに試したら Kindle アプリは English 設定でも Amazon.co.jp につないでくれた
- 以前は English 設定だと Amazon.com につなぎにいく挙動だった
映画「バタフライ・エフェクト」を観た
奥さんはこの映画が大好きだそうで、いっしょに観よ〜と誘ってくれたので、いっしょに観た。大学の研究室では複雑系を専攻していたので、そのときから存在は知っていた映画。このフレーズは有名。でもその当時はぼくの生活の中に映画を観る習慣がなかったので、なんやかんやで観ないまま過ごしてきた。
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/10/21
- メディア: DVD
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「僕だけがいない街」をひとしきり楽しんだあとだったこともあり、この手の物語の主人公には「なんとかがんばってくれ…!」と感情移入しやすかった気がする。DVD の特典なのかな、いくつか別のバージョンのエンディング映像もあって、それらもおもしろかった。たしかに、この作品はこの終わり方でよかったと思う。
伏線の回収も上手で、たいへんおもしろかった。いい作品。